Tokyo

松浦浩之 Super Acrylic Skin

2005/11/28–12/24

オープニングパーティー:2005年11月28日 17:00-19:00

「SUPER ACRYLIC SKIN」を身にまとう松浦浩之のキャラクターたち。セル版に描かれた彼らは、アクリルの肌を持ち、モニターの中に存在しています。
物心つく前からモニター越しに語りかけてくれた彼らは、私たちの心の防御をいとも簡単に取り払い、一緒に笑ったり、泣いたり、怒ったりすることができる存在となりつつあります。今まで私たちを引き裂いていたモニターという壁も、彼らにより近づこうと私たちがその壁を軽々と越えれば、彼らのアクリルの肌「SUPER ACRYLIC SKIN」に生命が宿るのです。
松浦浩之の作品はアクリックオンキャンバスがメインですが、今回はアクリックオンセル、立体作品も発表します。技術の高さはもちろん、構図の面白さも作品の特徴です。
松浦浩之は20年間アニメキャラクターのグッズなどを製作する会社で、グラフィックデザイナーとしてさまざまなキャラクターに接してきました。そのため、キャラクターに関する知見は非常に多く、真似ではない、オリジナルな作品を制作することが可能となりました。
今回はTシャツやハガキなど、限定アートグッズも販売します。また、オープニングパーティーにはスペシャルゲストとしてドラァグクイーンのアルピーナ、ジャスミンもお呼びする予定です。ぜひご高覧ください。

松浦浩之は 1964 年東京生まれ。2005 年に東京画廊で開催された個展『Super Acrylic Skin』で デザイナーからアーティストへと転身し、以降、絵画、立体、版画など作品の形式を広げな がら、国内外で作家活動を行っています。2017年、オランダの Volkenkund Museum(ライデン)と Tropen Museum(アムステルダム)で開催された展覧会『Cool Japan: World Fascination in Focus』では、高さ 4 メートルの大作<Uki-uki>(2012)を出品し、展覧会のメイン PR イメージとして使用されました。同展はその後ベルギーの Museum aan de Stroom(アントワープ)に巡回し、好評を納めました。

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