Tokyo

不在に忍び寄る-イランと向かい合って

2010/5/19–6/12

キュレーター:シャヒーン・メラリ
出品作家:アベディニ・レザ、アスリザディ・マティルダ、ベバーニ・バハール、ダハ・ラメシュ、ドラタバディ・サラ、ガゼル、ラティスファード・ラハ、タヴァコリアン、ヌーシャ 


東京画廊 + BTAPでは、8名のイラン出身のアーティストによるグループ展「忍び寄る不在(イランと向かい合って)」を開催いたします。イラン人アーティストによるグループ展としては日本初の試みとなる本展では、ドローイング、写真、ビデオ、版画、インスタレーションなど30点以上の作品を通して、現代社会において「イランに対する新しい見解を再構成する際の、イメージが持つ役割を検証」します。

出展アーティストは世代も活動拠点も様々ですが、現代イランが持つ歴史的かつ詩的なものを想像力に満ちた表現を通じて明らかにしています。各作家の手法は様々で、主題もイスラムの伝統を示唆するようなポートレイトやカリグラフィから、イラン市民にのしかかっている政治的圧迫に対抗しているものまで多岐に渡ります。

8人のアーティストが創り出している多様な作品を包括的に読み解くことで、イランという特定の場所が持つ独特な出来事や問題意識を開示するだけでなく、そんなイランの今を通して、私たちが当たり前と思いがちな「自由」というものについて改めて考え、また「自由」はどう守っていくべきなのかといった人類に共通する問題と向き合うことができるでしょう。同時に、私たちが当たり前と思っているものごとがどういう歴史や概念によって支えられているのか、果たしてそれは妥当であるのかといったことへの問いかけも試みています。

展覧会初日には、本展キュレーターであるシャヒーン・メラリ氏および東京在住のアーティスト、サラ・ドラタバディを囲んでのオープニング・レセプションを開催いたします。またレセプションに先立ち、同日18時からは、美術評論家の中原佑介氏をゲストに迎え、メラリ氏とのトークショーを行います。

母国イランと向き合い、情熱的に作品を発表し続けるイラン人アーティストたちが見つめる世界観を、是非この機会にご高覧ください。

掲載評論:シャヒーン・メラリ『不在に忍び寄る - イランと向かい合って -』
Matilda Aslizadeh "The Double-Edged Image"
Statement by Bahar Behbahani
Statement by Ramesch Daha
Mahmound Dowlatabadi "Shadow"
Statement by Ghazel
Raha Rastifard "I & …"
Statement by Reza Abedini
Newsha Tavakolian "The Day I became a Woman"