展覧会(東京)

葉剣青「境・気」
2016.9.3 (sat) - 10.15 (sat)

●オープニング・レセプション
2016年9月3日(土)|16:00-18:00
東京画廊+BTAPにて

東京画廊+BTAPでは9月3日(土)より葉剣青個展『境・気』を開催致します。日本で初めての個展となる本展では、新作の作品約10点を発表いたします。

葉剣青(Ye Jian qing)は1972年中国南部の都市、寧海市生まれ。1998年に中国中央美術学院壁画専攻を卒業、2007年に同大学院造形類油絵専攻にて博士号を取得。北京を拠点に制作活動を行っています。大学の卒業作品<移民傾向>が学内において優秀賞を受賞し、岡松家族奨学金を獲得しました。現在は中央美術学院壁画学部にて教鞭を執ります。

中国南部から北京に居住を移した当時、葉は異なる風情にインスピレーションを受け、「都市風景」を主題にした作品を多く制作しました。その後、都市の急速な発展を目の当たりにした葉は、現代の機械的な社会に生きる人々の内面を深く考察し、<都市山水>という新たなシリーズを展開させます。

葉は若い頃からゲルハルト・リヒターに憧れ、フォト・ペインティングの創作に没頭してきました。葉の作品群は日常生活の風景写真をキャンバスに描き写し、画面全体を抽象化して再現しています。また油彩を採用しつつ、中国の伝統的な水墨画の筆使い、ぼかした濃淡、明暗、画面構成を応用しています。写実的なフォト・ペインティングとは異なり、全ての輪郭線を描かずに、全体を墨のような柔らかな色相で立体的な空間を作り出すのです。流動する空気と光の質感が巧妙に表された画面を前に、鑑賞者は描かれた風景に身を置いているような感覚を覚えます。中国伝統の水墨画の神髄とされる「気韻生動」を加えることで、現代の油絵における東洋美学的な可能性を追求し続けています。

初日の9月3日(土)16時より、来日中のアーティストを囲んでのオープニング・レセプションを開催いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

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