展覧会(東京)

呉強個展『管錐/ Limited view, Unlimited Implications』
2013.6.7 (Fri) - 6.29 (Sat)

オープニング・レセプション
2013年6月15日(土)|16:00 -18:00
東京画廊+BTAPにて


このたび、東京画廊+BTAP は6月7日(金)より、中国人水墨画家呉強による個展『管錐/ Limited view, Unlimited Implications』を開催致します。

呉強(字・潤松)は1977年福建省長汀生まれ。2000年に中国美術学院中国画学部山水画専攻卒業。卒業作品『雲壑』が学内において優秀賞を受賞し、祟麗奨学金を獲得。同学院のパーマネントコレクションとして収蔵されています。2003年には『空山新雨後』が第二回中国全国中国画展で優秀賞を受賞。2005年に中国美術学院中国画研究科山水画専攻修士課程を修了し、現在は浙江大学芸術学院に勤務しています。

昨年、北京(BTAP)で行われた個展に次いで2度目となる本展では、作家が近年制作した約20点の山水画を中心に展示致します。

古代中国に「以管窺天、所窺者大、所見者小。以錐插地,所刺者巨,所中者小。(空は広いが、管を介して小さく見られる。土地は広くても、錐を用いて一部を刺すことができる)」とうことわざがあります。物の大きさは実物に関わらず、見る人の心によって変わるということです。呉強はこの言葉に従って、細部の観察は全体の筋へ通じるという信念をもって創作を進めました。今回の個展のタイトル「管錐」の由来です。

呉強の山水は整然かつ繊細な画風によって深い空寂を表しています。小さい画面が漲る気勢の広がりを見事に収め、また筆使い・墨使い、造形方法、画面構成の一つ一つには、水墨画の伝統と魅力を守り抜こうとする作家の姿勢が反映されています。7年間中国美術学院で学び、伝統の摂取に専念した呉強は、そののち新たな表現形式にも目を向けました。中国の伝統山水画に茶道及び日本伝統庭園芸術を加えることで、現代水墨画の可能性を追求し続けています。彼の独創性は、自身の美的感覚や理想を客観的描写によって見る者に伝える点にあります。

水墨画家・呉強の深遠なる世界をこの機会にぜひご高覧ください。

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